With学習塾通信No.6「知っておきたい公立高校入試の仕組み!vol.2」

「With学習塾通信」では、教育に関する知識を週に一度お届けいたします。

Topics: 知っておきたい公立高校入試の仕組み! vol.2

変化している入試の状況

今回は「知っておきたい公立高校入試の仕組み vol.2」と 題して、今の中学生たちが受けることになる公立高校入 試の仕組みと状況についてお伝えいたします。

入試制度は頻繁に変わるものではありませんが、少し前とは変わっている制度もあります。また、少子化が進み子供の数そのものが減ることで起きている変化もあります。

チャンスは一度きり!

静岡県の公立高校入試の特徴としてあげられるのが、 「受験のチャンスが一度きりである」ということでしょう。

試験が前期と後期の2回実施されていた時期もありま すが、今は1回しか実施されません。その1回で合否が決まってしまうので、セカンドチャンスがないという点では受験生にとって厳しいシステムといえるでしょう。

万が一、当日に病気などのやむを得ない理由で試験を受けられなかった場合は、決まった手続きを経て「追検査」を受けることができます。

学区の制限はナシ!

2008年まで、静岡県の公立高校には学区の制限があり ました。自宅がある場所と同じ学区内の高校を受験しなければならなかったため、受験できる高校に限りが ありました。

しかし現在ではこの学区制は撤廃されており、静岡県内であればどこの高校でも通ってよいということになっています。島田市から掛川市や菊川市の高校に通うことも可能で す。ただし、「市立高校」の場合はそれぞれの市が定めた学区内からしか通うことがで きませんので気をつけましょ う。

再募集とは?

合格者数が定員に満たなかった学校や学科が、3月中旬に「再募集」を実施すること があります。選抜資料として、調査書・面接に加えて小論文または作文を使用します。合格者が定員数を満たした場合は実施されません。また、再募集でも不合格になる場合があります。再募集を当てにして受験をするのはおすすめできません。

少子化で入学しやすくなる?

子供の数が減少している状況を受けて、2年前(2021年 春)の公立高校入試では、県内の28の高校で合計1120人の定員削減が行われました。とはいえ、これは生徒数の減少を反映してのこと。これによって受験の難易度が急に上がるとは考えづらいです。定員割れをする高校も多く、10年前や20年前と比べると学力レベル中程度以下の高校は「やや入りやすくなっている」ということがで きるでしょう。
しかし、進学校などのハイレベル校は今でも変わらず「狭き門」です。また定員割れしている場合でも、高校側が 「十分な学力がない」と判断した場合は不合格になります。ですから、油断は禁物!!必要十分な実力をつけて受 験に臨めるように、日々の勉強を大切にしましょう!

With学習塾はこう考えます

静岡県は「内申点重視」。1,2年から対策を。

静岡県の高校入試は、他県に比べて特に内申点(成績の5段階評価の合計点)を重視すると言われています。

もし内申点による評価がなければ、「それまでの成績はどうであれ、当日の試験で良い成績を取りさえすればいい」ということになりますが、実際はそうはいきません。また、内申点は上げようと思ってすぐに上げられるものではありません。テストや授業態度、提出物等で頑張った場合でも、前の学期と比較して2~3点程度上がれば良い方です。

1,2 年生のうちから、志望校を(仮でいいので)決めておきましょう。そしてその高校のレベルに合わせて、長期計画で内申点を上げていくのが理想です。With学習塾では10月半ばから定期面談を行います。まだ志望校が決まっていない1,2年生の方は、ぜひご相談ください!

いかがでしたか?With学習塾通信は毎週月曜日にアップロード予定です。次回もお楽しみに!

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