With学習塾通信No.7「大学入試の主流が「推薦入試」に!?」
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Topics: 大学入試の主流は「推薦入試」に! 高校入学後も気を抜けない受験事情とは?
今や主流は推薦入試!?
「大学入試」と聞くと、寒さの最も厳しい時期に、試験会場へ赴いて一回勝負の筆記試験を受ける風景を想像される方も多いでしょう。
しかし昨今では、このような一般入試より推薦入試の方が主流になりつつあります。2021年度には、総合型選抜や推薦入試(これらをまとめて「年内入試」と呼び ます)で合格する生徒が大学入学者全体の50.3%となり、半数を上回りました。私立大学に限って言えば、全体の約6割が年内入試で合格を決めてい ます。
推薦入試のメリットは??
推薦入試は大学側にとっても、学生側にとってもメ リットのある仕組みです。
大学側にとっては、独自性の高い選抜を実施することによってより特色のある生徒を獲得することができます。また学生にとっても、次のようなメリットがあります。
- 年内に合格を決めることができる
- 一般入試より感染症流行の心配が少ない
- 併願受験をする時間的・経済的な負担がない
- 高校生活での努力や資格なども評価される
推薦入試では何を評価するの?
推薦入試では、小論文・実技試験・口頭試問・各教科のテストなどの各大学が求める試験に加えて、高校から提出される調査書が評価基準になります。
当日の筆記試験(学力検査)だけで合否を決める一般入試と比較すると、高校生活全体を通した努力や実績、 ペーパーテストでは評価しづらい特技が評価されやすい入試と言えるでしょう。
調査書に載る「評定平均値」とは
高校から大学へ提出される調査書には「評定平均値」が記載されています。この評定平均値というの は、各学年末の成績(5段階評価)を全て足し合わせ、 科目数で割った値です。小数第二位を四捨五入し て、「4.6」「3.8」というような数字で表されます。 この値が大学側の求める基準に達していないと、推薦入試を受けることができません。
全科目が評価の対象になるので、体育や家庭科のような実技科目で気を抜いてしまうと、評定平均値が下がってしまう ので注意が必要です。
With学習塾はこう考えます
高校入学直後から、大学受験は始まっている!
推薦入試で大学を受験しようと考えている場合、「受験は高校入学直後から始まっている」と言っても過言ではあ りません。評定平均値を高くするためには、1年生の1学期の定期テストから好成績を目指していく必要があります。
高校入試でも、成績は「内申点」という形で重視されます。しかし「中3の2学期の時点で、必要な点がとれていればいい」という内申点と比べて、大学の推薦入試における「評定平均値」の方がはるかに早い段階から準備が必要になるのです。
「高校に行ったら、思いっきり遊びたい!」という考え方もあるでしょう。でも、推薦入試で進学することを考え るならば、勉強も確実にしておく必要があります。これからは、高校生になってからも塾に通って、日々の授業について行けるよう勉強するのがスタンダードになるかもしれません。
いかがでしたか?With学習塾通信は毎週月曜日にアップロード予定です。次回もお楽しみに!
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